“疲労”研究最前線。疲労の正体を知る(1)“疲労”って何?

これって“疲労”? 疲労に対する一般的なイメージ

まず、皆さまが考える疲労とはどういったものでしょうか?
肩こりや腰痛、頭痛や眠気などの身体的な疲れだけでなく、イライラやヤル気のなさなど精神的な疲れをイメージされたのではないでしょうか。
身体的な疲れと精神的な疲れはまったく別だと考えられる方も多いと思いますが、本当に果たしてそうなのでしょうか……。

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“疲労”は細胞が発信する防御シグナル

身体的な疲れと精神的な疲れ、実はどちらも活性酸素により傷つけられた細胞が「パフォーマンスが低下しているよ」と脳にシグナルを伝えている状態なのです。つまり、どちらも同じ“疲労”。発熱や痛みと同じく3大生体アラームの一つと言われる“疲労”は、細胞から脳への危険信号といってもいいかもしれません。

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研究から発見された“疲労”のメカニズム

“疲労”の研究は、1998年に厚生労働省が行った疫学調査の結果がきっかけとなり現在も国家レベルで進められています。
この調査によると日本人の3人に1人が半年以上も慢性的に疲れていて、作業能力の低下を感じていたとか。
その一大事を打破するため、今日まで“疲労”に関する研究を行ってきた結果、最近になって“疲労”の正体が少しずつ明らかになってきました。

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